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健康料理レシピ

2024年8月号 幌加内町の特産 そば

今月の特産品

 

日本一のそばの里、ほろかないのそばは食べ方や効能がたくさん

 

 幌加内町はそばの栽培に適した冷涼な気候で、そばの作付面積・生産量は日本一を誇る町です。そばは日本食を代表するメニューの一つで、身近な食べ物である一方、打ち方や食べ方、味に深いこだわりを持つ方も少なくありません。今回はそばが持つ健康効果や「麺」としてだけではなく、そば粉を用いたレシピも知って頂けたらと思います。

 そばには「ルチン」と呼ばれる物質が含まれています。1日約20~30㎎を目安に摂るのが理想とされ、もりそば1食分で約1日分摂取できます。そばには毛細血管の強化、血圧降下作用、膵臓機能の向上、便秘解消、抗酸化作用等の効能があります。ビタミンCを一緒に摂取すると、ルチンとともにより毛細血管が強化されます。

 また薬味を加えると風味も増して美味しく食べられ、体の調整を促す効果も期待されます。例えばネギにはアリシンという成分がそばのビタミンB1の吸収を高め、疲労回復・冷え性に効果的です。大根おろしにはビタミンCが豊富に含まれています。胃もたれの予防や二日酔いの時に効果的なジアスターゼも含まれています。

 そばを茹でた時にできるそば湯も大事な健康食です。食物繊維も豊富で便通を整えるため、ダイエットにも効果があります。そば湯だけでも飲むことができますが、そばつゆの中にお好みの量のそば湯を入れて薄めても美味しく頂けます。

 今回はそば粉を使った「そばしるこ」と乾麺を使った「そば巻き寿司」を紹介します。
(文:幌加内町保健福祉課管理栄養士 中川美有紀)

 

そばしるこ

今月の健康レシピ1
◆材料(5~6人分)
そば粉…………………………80g
白玉粉…………………………120g
水………………………………約150㎖
小豆……………………………200g
砂糖……………………………200g
水………………………………1000㎖
塩………………………………少々
 

 

◆作り方
①そば粉と白玉粉をボウルに入れ、水150㎖ぐらいでこねる。(耳たぶくらいの硬さ)
②1㎝くらいに丸め、親指と人差し指でつぶし、熱湯で茹でて冷水に取り、ザルにあける。
③鍋に小豆の煮たものを用意し、②を加えてできあがり。

(小豆の煮方)
①小豆は洗って鍋に入れ、半日ぐらい浸水する。
② ①の鍋を火にかけ、沸騰したらお湯を捨て、あくをとる。
③ ②に再び水1000㎖を加え、ゆっくり煮る。
④小豆がやわらかくなったら砂糖を加え、最後に塩を少々加えて仕上げる。
栄養成分(1人分)
エネルギー397.1kcal、タンパク質9.8g、脂質1.2g
炭水化物86.5g、食物繊維9.4g、食塩相当量 0.1g

 

そば巻き寿司

今月の健康レシピ1
◆材料(5~6人分)
そば(乾麺)……………………………400g
海苔……………………………………5~6枚
かにかま………………………………15本
しそ……………………………………20枚
【酢水】
酢………………………………………500㎖
砂糖……………………………………250g
昆布(10cm)…………………………5~6枚
塩………………………………………適量

 

◆作り方
①大鍋にたっぷりの水を入れて沸騰させ、乾麺を茹でる。
②ザルに取り、十分に水洗いする。
③酢水にザルごと浸ける。
④キッチンペーパーで水分を取り、そばを海苔の上に並べる。
⑤かにかま、しそを芯にして巻く。
⑥巻き終わりを下にしてしばらく落ち着かせ、1本を8等分に切る。
◆栄養成分(1人前)
エネルギー323.0kcal、タンパク質15.2g、脂質2.1g
炭水化物62.1g、食物繊維4.3g、食塩相当量2.5g

 

  

 

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